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[4]近総文(2003/11/16 20:06:19)
正式な名称は近畿高等学校総合文化祭。その合唱部門が今日、奈良県新庄町で行われました。会場のマルベリーホールは私の家から車で5分。今年から合唱部の顧問でなくなったので今日は、一観客として近畿二府七県(三重、福井、徳島が含まれます)の高校生たちの演奏を聴きました。大阪府以外は全て複数校の合同演奏の形態で混声が8団体、男声が1、女声は2団体でした。
別にここでそれぞれの感想を書くつもりはありませんが、どの団体も伸びやかな声で、生き生きと歌っていて大変爽やかな気持ちになりました。合同ゆえに難易度の高い曲は選曲されていませんが、人数も多く(滋賀は14校合同)練習回数も少なかったと思われますが、言葉の明瞭さやパートバランスが良いことに驚きました。
私もこの夏「奈良県選抜女声合唱団」の指揮者として福井県での全国高等学校総合文化祭に参加しましたが、合同合唱の指導は、いやホントに大変です。夏のコンクールシーズンと重なり、生徒たちの気持ちを切り替えさせるのに神経を使いました。合同と言っても、やはり一つの合唱団としての意識が、お互いの中に芽生えないと絶対に上手くいきません。しかし、そこは頭も心も柔らかな高校生たち。放っておいても自然と打ち解けてきます。本番を迎える頃にはすっかり仲良くなっていました。
大人の合唱団もそうでありたい、と思いますが現実は・・・難しいですよね。全体の前に個人、の意識が強いから、横の繋がりはどうしても希薄になってしまいます。ちょっと寂しい気もしますがそれは仕方のないことなんです。きっと。
今日、唯一の単独校、大阪府立清水谷高校は安定した歌声と、自信に満ちたステージパフォーマンスで素敵でした。詫磨先生の求められている方向がはっきり見えて、それが部員に完全に浸透していました。
これが単独校演奏の強み。
練習量の多さでは大学合唱団には負けない?シェンヌですが、きっとチームワークはいいんだろうけれど、それが今ひとつ、演奏に反映されないのは何故だろう・・・?
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