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[7]全国大会(2003/11/24 02:01:47)
表彰式のステージの上で21年前を思い出していました。
高校3年の時、NHKコンクールの県大会で、目標の最優秀にはなれず2位だった悔しさから、クールシェンヌの歴史がスタートしました。

納得の結果が出せるまで頑張るつもりでしたから、練習にメンバーが誰も来ない日が続いても、一人で待ち続けた時期もありました。
でも諦めたことは一度もなかったんです。待つことを辛いと思ったこともなかったんです。
夢を持っていましたから。「全国大会に出てやる」っていう夢。

今回で3度目になる全国コンクール。結果は金賞。シードというおまけまで付きました。夢を超えた現実は、二日が経過した今も素直に受け止めることが出来ません。ちょっと「出来すぎ」だと思います。
本番の演奏は私たちなりに満足できたと思いますが、練習の中で「今後の課題」をたくさん残してきました。出来ていないことだらけで情けないくらいです。「どんな結果であっても駄目なものは駄目。目指しているものはもっと別なところにあるんだから・・・」
あれ、そうなんだ。
21年前に描いた夢は、気づかないうちに形を変えていたんです。

今回のコンクールの結果発表では全く緊張しませんでした。全国大会は耳の肥えた合唱仲間の前で、自分たちの全力の演奏を聴いてもらえることに最大の魅力があると思います。だから十分満足だったんです。本当に幸せな気分でした。ホールも素敵だったしスタッフの方々の運営ぶりも素晴らしかった。

「結果はどうでもいいや」
発表の瞬間に、そんな気持ちでいました。
そして、前日に薬局で「ユンケル ゴールド2」を買って、「もしかして金賞2位だったりして・・・」と、くだらぬ縁起担ぎをしていた自分を本当に情けないと思いました。








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