10番の記事表示
戻る
HOME
[10]コンクールを終えて(2003/11/28 10:48:25)
本当はここに書くべきじゃないと思うんですが、今日はシェンヌのメンバーに一言。
コンクールお疲れ様でした。納得の演奏ができましたか。もったいない程の結果に事実戸惑いは隠せませんが、早く目覚めて冷静に「これから」を見つめなければいけませんね。
シェンヌに限って言えば結果と中身はイコールじゃないですよね。直前の練習を思い出してみて。問題点や課題を挙げればキリがなく、できていない事だらけ。たとえば今回の目標はクリアーできましたか?去年までのそれぞれの弱点はどの程度改善したでしょうか。特に発声を含む技術面のベーシックな部分を底上げできたでしょうか?
答えから言えば「程ほどにできました」ってこと。
私の目には皆さんは「優等生」に映ります。頭で考えすぎているし理性が勝ちすぎているんです。「殻を破る」というテーマに対してはかなり近づいてきたのかもしれませんが、しかし近づいただけではそれは絶対に破れないんです。
今こそ一緒になって考えよう。私たちがシェンヌで歌い続ける意味について確認しよう。「殻を破る力」はそこに潜んでいるはずです。そして「金賞受賞の責任・・・」ではなく「演奏に対する責任」を一人ひとりが持ちたいですね。
シェンヌは確かに変わりましたね。でもその変化を心から喜び合える「想い」が欲しい。そして一つの音楽を無心に求める貪欲さが欲しい。
コンクールに対する考え方、演奏をすることの喜びとその意味・・・考えていかなければならないことはたくさんあります。「私たちのスタイルですから」と閉じこもっていないで新たな次元の扉を開きましょう。
21年前にスタートしたシェンヌの歩みは、きっと「そこ」に向かっていたはずなのです。私はずっと待っていますよ。
戻る
HOME
CoolandCool