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[16]終業式(2003/12/22 16:50:04)
もう冬至だというのに、今が冬の中だとは思えない・・・暖冬、そして今日は終業式。生徒たちは冬休みの計画をあちこちで話しています。「すき焼きパーティー!」の声に、話の輪に入ると「オレはネギと糸蒟蒻、それから、えーっと・・・お、先生は松坂牛とたらばガニと松茸な、頼んだで」って、おいおい、それはないやろー。お前らとなんか食いたくねえよー!そんなことより選曲よ、選曲。
以前にも書きましたが、来年の計画は上がってきているのに曲が決まらないんです。やっぱりこれはステージ数が増えすぎなのかなあ。なんだろう、今までのようには簡単に決められないんだよなあ。
来年7月に予定されている宝塚でのジョイントコンサート(タイトルは未定)の打ち合わせ会が先日行われましたが、いやあ、さすがに全国レベルの合唱団の代表ばかりでいらっしゃいます。明確なビジョンと膨大なノウハウに裏打ちされた建設的な発想の数々。シェンヌから出向いた3名はあんぐり口を開けて、ただ目の前で展開されている議論を眺めている(?)だけの状態。レ、レベルが違いすぎる!いやあ困ったわ、マジで困った。どうしよう・・・別に安易に考えていたわけではないのですが、何かが違う、っていうか足りない気がします。経験?自信?意識の差?・・・実力・・・か?
まあ、声をかけてもらえるだけでもありがたい、もったいない話なんですけれど、今はとにかく、この何かわからない(実はよく分かっている)違いや差を埋めるために、シェンヌの採るべき姿勢を明確にした年間ビジョンを提示しなくてはなりません。
選曲を含めた活動方針は、ただ単に「××月に演奏会をします」という行事予定を示すだけのものでは不十分です。少なくとも3〜5年後のあるべき(ありたいとする)姿、状態を現実的に見据えて、一年一年の活動が我々をどのように変化させてくれるのかを吟味し、加えてメンバーの意識が、それらを消化していくのに十分に備わっているか、また自ら変化したいと強く望んでいるかを絶えず確認し、問うていく必要があります。
だからどうしても年内に、私なりの考えをまとめてしまわなければならないのです。そうなると選曲が・・・ちょっと予定が変わってきちゃったんです。
シェンヌにとってのビジョンは・・・それはまだシェンヌから外に向くことはありません。まだまだ足場を固めることで精一杯なんです。何年か後に「私たちは何故歌うのか?」と方向を見失わないためにも、「今をがむしゃらに走り続ける」ということだけは避けなければならないのです。
今日の夕方になって、欠席した生徒からメールが入って「今日の終業式わすれてた・・・で、次はいつ?」と惚けたことを仰る。「ばかモン!7日や!」と返信したら「わかったー、来年は頑張るし・・・」と。
卒業や進学、就職に向けた彼ら彼女たちの努力は続きます。挫折しそうなときには「目標を持たないと誰だって頑張れないんだよ」と言葉をかけます。
目標か・・・。
「よっしゃ!分かった。先生も、頑張るぞ」とメールを返しました。
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