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[33]宝塚(2004/07/28 23:31:08)
宝塚国際室内合唱コンクールは毎年、このくそ暑い盛夏の中、行われています。
私たちが初めてコンクールに挑戦したのは今から16年前のこの宝塚でのコンクールでした。今から思えば何かの間違いだったのでは・・・と疑ってしまう奇跡的な予選通過は、しかし、もしかしたらシェンヌのその後を決定付けた、喜ぶべき大事件だったのかもしれません。

混声9名でルネサンスのシャンソンを4曲、怪しげなフランス語と、軽快さとは程遠い、引きずるようなテンポ感。今聞けば赤面ものです。
しかし、そのコンクールで聴いた、他団体の演奏の素晴らしいこと!海外から参加しているグループは言うに及ばず、国内の上位入賞団体は「室内合唱」の意味を十分に理解して演奏していました。

特に「京都アカデミー合唱団」は、早くからヨーロッパの響きに目覚めて本当に知的でお洒落でした。その後の解散は残念でしたが、目標の合唱団でした。
「合唱団MIWO」の鉄壁のアンサンブル、音楽的な説得力は聴くものを圧倒しました。永遠に手の届くことのない、憧れの合唱団です。
「ボーカルアンサンブルEST」は、独自の発声メソードによる豊かな響き量、特に女声は目を瞑って聴けば「どこの国の合唱団?」って聞きたくなります。練習にもお邪魔して、いろいろ勉強させていただきました。
近年では「合唱団まい」「アンサンブルVine」「なにコラ」・・・すばらしい。

そうすべて「いつかは私たちも・・・」と、そこを目指していたのです。そのそれぞれの団の指揮者、桑山先生、雨森先生、向井先生、そして(年下の)伊東先生が先週末、ベガホールに集結しました。「Friendship Concert in Vega」に出演されるために。
そして「私たちが同じステージで歌うことができるなんて・・・!」夢のような一日でした。(「あふみ」さんは指揮者なしでの演奏です)

コンクールとは違って存分に各団のカラーを出すことのできた、濃い〜ぃコンサートになったと思います。残念ながら座席数の都合で、お互いに本番の演奏は聴きあうことが出来ませんでしたが、前日と当日のリハーサル、ゲネを聴くことができました。
シェンヌの演奏?いやあ反省だらけです。ほかのグループとの違いはわかってはいるけれど、あんな風に比べて聴いてみると歴然としています。それが何かは・・・ここには恥ずかしくって書けません(笑)

来年からは隔年開催とのこと。永く関わっていたいと願う、そんな素敵なコンクールです。あ、もちろん本選に出場できれば、の話ですが・・・。


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