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[50]関西コンクール(2005/10/11 17:20:09)
関西合唱コンクールが終わりました。
結果は金賞で全国への推薦をいただくことができました。ありがたいことです。
関西(一般)は府県予選がないため今年のAグループへの参加団体は30団体!審査発表が終わったのが9時半。それでもまだ翌日にお母さんの部が残っていてそれも含めての代表選出なので、2位だったシェンヌは夜も眠れずひたすら飲み続けたのでありました。
2日も続けて発表の緊張を味わえたわけですが、前日の飲みすぎがたたって胃がキリキリ・・・。で、何とか代表に選ばれてほっとした気持ちでやはり祝杯。
なんのために歌うのだろう・・・の答えのひとつに「飲むため」っていうのは含まれていません、というと嘘になるだろうなあ。
演奏そのものは納得できる出来でした。課題曲にブラームスを選択したのはAグループではシェンヌだけでしたが、30人の規模にふさわしい演奏を心がけました。
自由曲は2曲。1曲目はシュテンハンマーの3つの合唱曲から「九月」、2曲目はバークリーの「Judica Me」。相変わらずの地味めな選曲です。デンマーク語の重さは声の響きまでをも変えてしまいます。Judica Meは神殿を支える柱のような重厚で敬虔な音楽。土台の基礎から造り上げるような曲作りが求められ、苦労はしましたが練習は楽しかったです。
今回ベースのメンバーが増え、そのために音程のブレ、音色の乱れがでたのでずいぶん時間をかけて調整しました。前日の練習でも同じことを繰り返してしまう状況にイライラしてしまって申し訳なかったです。でも本番には何とか間に合いましたね(笑)。
毎週のメインの練習は土曜日の18時から22時まで。それでも仕事や家庭を持つメンバーが時間通りに集まれることは極めて難しいことです。18時過ぎに最初のウォーミングアップが始まります。場合によっては時間差ではじめたパートのために1時間後にもう一度発声をします。さらに夕食休憩(この間に練習場である教会では礼拝があります)を挟んで20時から再再度の発声。しかしこれ以降に参加する団員に対しての発声練習はできません。でもって、みんなの喉が温まるのが終了間際ってことになるわけです。
当たり前のことですが、練習に一番必要なことは「同時に全員で」練習を始めることだと思います。そんなことは過去に一度もないわけですが、とにかく人の集まらない練習ほど楽しくないものはない。次に大切なことは「毎回変化できること」。そしてさらにその変化を「体で記憶すること」。
しかしこの当たり前のことが実は理想であったりするわけで、現実はキビシイ。
不足している分は無駄とも思える反復練習で補い、忘れた「記憶」は指揮者の渇っ!で思い出させる。
出来ないことを思い知り、自分に今できることを見つけ出す。この鉄則を真摯に守り、それを徹底する努力を練習に持ち寄れば少なくとも「後退」はありえない。
紙一枚分の厚みでもいいから昨日の状態の上に今日の状態を重ねていく姿勢を互いに感じられる練習ができないものかな。これは「理想」なんかじゃないと思うんだけどな。
同じAグループを一位通過したアンサンブルVineは10回の練習で本番に臨むんだそうで、シェンヌはおそらくその○○倍も練習してるけど・・・。必死になってやり続けないと追いつけないのって、ちょっとカッコ悪いけど今はこれが現実。
しかし与えていただいた5回目の全国コンクールで私たちにできることは、私たちにとっての最高の演奏を目指すことです。できることぜーんぶやり尽くして本番の緊張を楽しみましょう。
そしてその後には楽しい飲み会が待っとります。。。。
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