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[48]この、夏B(2005/08/25 16:25:20)
「宝塚国際室内合唱コンクール」8/6,7
財政上の都合でやむなく隔年開催となってから初めてのコンクールでした。昨年は常連の有志団体によってコンクールの存続を願い、「フレンドシップコンサート」を開催し十分にこのコンクールの必要性をアピールできたと思います。ま、金賞受賞の経歴をもつグループばかりの中で、銅賞しか取っていない私たちが仲間に入れて頂いたという「何かの間違い」はあったわけですが、「これで今年のテープ予選落ちたら洒落にならんなあ」ということで、もちろんその危険性の大きいOAK シンガーズ(男声)の参加は見送り、女声と混声の2部門に応募し、何とかどちらも本選に出場できました。
今、我々のグループの登録人数は32名(休団者は含みません)で、男女比もちょうど1:1です。混声合唱団として選曲や表現手段の幅を考えるとちょうどいい人数だとは思っています。しかし困ったことはコンクールの人数制限です。連盟のコンクールはAグループの上限ぎりぎりで、ま、何とかセーフですが、宝塚は上限20名。女声は全員出場できますが混声が・・・。こういう場合の考え方って様々なんでしょうが、何かを我慢しなければならず辛い思いをしてしまいます。次回からは参加の仕方について再考しなければなりません。
しかし一方では人数が増えたことによるマイナス面、つまり曲作りの中で細部にまで目が(耳が)行き届かないことと、個が埋没してしまいかねないことを補正する取り組みとして、その必要性をここ数年は強く感じていますので、その機会を無くしてしまうことはちょっと・・・という思いもあります。
コンクールの結果は女声が選外で混声が銀賞(初)でした。混声は翌日の入賞団体による演奏会にも選んで頂き得難い経験もできました。第5回に初出場して以来の夢でしたから・・・。うれしかった、本当に。
しかし女声は消化不良ぎみでした。練習を十分に確保しなかった私の責任です。さらに言うならば選曲ミス・・・。翌日行われる全審査員から直接5分間ずつお話をうかがえる講評会では厳しいご指摘を受けました。「言われて当然。」という内容から、「なるほどー」と納得させられること。そして全く気づいてもいなかったことへの指摘。確かにすごくショックなんだけど、繰り返し考えていくとものすごく「よく解る」んです。そして課題がちゃんと見つかる。
そう宝塚のコンクールでは毎回そう思うのです。文字でなく言葉で直接、ここがダメだ、って叱っていただけることの有り難さ。そしてもちろんコンクール自体のクオリティの高さや、客席との近さ(もちろん距離ではなく)、またここに帰ってきたと思えるアットホームさ、ホールの響きのすばらしさ、コンクール後のレセプションでの交流・・・。挙げればキリがないけれど、やっぱりここが私たちの原点だな、っておもいます。
そして、また新たな課題を見つけることができました。「もっと勉強しろ!」って喝を入れられたみたいで気持ちが引き締まります。
銀だから、とか選外だからとかメダルの色で一喜一憂してたんじゃ、結果だけを見て自惚れて、落ち込んで・・・。これこそがコンクールの最大の弊害だと思います。
宝塚のコンクールはそうじゃない。だから好きなんです。だからまたあの場所で暑い夏に歌いたいと思うんです。
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