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[70]夏の出来事(2007/10/10 23:50:48)
夏の出来事といえばそれ以外にもイロイロあります。

8月上旬に島根での全国高等学校総合文化祭へ奈良県の高校生たちと参加してきました。
奈良県選抜女声合唱団のことは以前にもここに書きましたので割愛しますが、毎年全く別のメンバーと一から合唱を作り上げる楽しさは格別です!
で、その文化祭では、あの栗山先生のレッスンを見れちゃいました!

「思い出すために」より「種子」
演奏の「ほぐし方」がすばらしく、何も難しいことはしていない・・・という錯覚に陥るほどシンプルなレッスン!体で覚えるのではなく、また頭だけで理解するのでもなく、無理なく自然に、ダイレクトに「心に」届くアドバイスってあるんだな。
やっぱり、すごい!

それ以外には今年も県内の4つの高校と1つの中学にお邪魔して一緒に練習しました。どの学校もとても熱心で、レベルも上がってきてるなって。
コンクール本番でも納得の演奏が出来ていたと思います。コレって大切だな。

三重県と大阪府のコンクールの審査にもお邪魔しましたが、こちらもとても勉強になりました。
しかしやっぱり思うのはステージから何かを伝えることの難しさ。

トーンの美しさ、ハーモニーの安定、言葉のクリアさ・・・でも届かない。ステージの上だけで完結してしまっているのです。
取り組みや想いそのものに満足して、指揮者と演奏者の「お約束」の中だけで演奏のできの良し悪しの確認がされていく、「聞き手不在」の演奏って多いな、って。

コンクールの難しさでもありますが、「演ずる」とは「人に見せること」なんだということを奏者としてどう捉えるか・・・。
いや、もちろん自分の演奏を振り返り、反省する機会となりました。


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